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脳波分析 感性把握技術
感性アナライザーを用いた臨床実験の写真

「コンディション」を香りで最大化するソリューション・フレグランス

「快適」「集中」「ストレス軽減」の10%以上改善を脳波の感性評価でプレ実証
働き方改革や、健康経営、従業員満足度向上などの組織課題に、「香り」という新しいソリューションを。

株式会社電通サイエンスジャムとの連携により、脳波による感性把握技術にもとづく香りで快適な職場環境をデザインする「ソリューション・フレグランス」の実証実験を進めています。 企業の目的やシーンにもとづき、快適性、ストレス軽減、クリエーティブ、集中、リラックス、コミュニケーション活性環境などを嗅覚の観点からサポートする香りの空間デザインを展開しています。

多くの企業が働き方改革を推進する中、職場環境改善は従業員満足度と生産性の向上に寄与する観点から重要視されています。職場環境を構成する五感の中でも人間の本能に直接作用する香りに関しては、最近ではストレス軽減に関する学術的な研究結果が報告され始めており、2018年11月には香りによる環境改善からオフィスワーカーの業務効率向上を目指した初開催の展示会「香りデザイン東京」が開催されるなど、ヘルスケアの観点から注目度が上がっています。個人や企業にデータにもとづく最適な香りを提供するコードミーと、脳波による感性評価の研究に長けている電通サイエンスジャムの共同で、科学的観点から香りの可能性を可視化するべく、ソリューション・フレグランスの実証実験を進めています。

プレ実証実験では、都内オフィスの執務スペース内で、無香と、3種の香り(C、H、W)それぞれを感じながら仕事をする中での脳波から感性の変化を測定し、快適度、ストレス、集中、沈静度に与える影響を検証しました。

実験概要

目的
職場環境における香りの違いで、快適度、ストレス、集中、沈静度に与える影響を検証
対象者
20〜40代の男女 オフィスワーカー 10名
実施場所
都内オフィス
収集データ
脳波、作業用タスク(簡単な計算問題)の回答率、主観評価(アンケート)
利用機器
感性アナライザ(Mind Wave Mobile BMD、iPad)
内容
作業前、作業タスク中の脳波測定、及び作業後のアンケートを実施
無香と、3種の香りが賦香されたマスクを着用して、香りの影響を検証

感性アナライザ概要

慶應義塾大学満倉教授と電通サイエンスジャムが共同で開発した簡易型脳波測定感性評価キットで、
今までの脳波計測では不可能だった「いつでも・どこでも・誰でも・簡単に」を実現しました。

感性アナライザーとiPadの写真

本実験は香りが感性に影響を与えるかの予備実験であり、今後対象者を増やし、より精度の高いものを構築します。

実験結果

<その1>

香りCは、快適度を上げ、ストレス軽減に寄与する可能性がある 作業前安静時平均値(香り無しを100%とした場合)

実験結果 <その1>のグラフの図

香りCは、快適度が10%高く、ストレス度が13%低い

<その2>

香りWは、集中度を上げ、仕事の生産性に寄与する可能性がある 作業前安静時平均値(香り無しを100%とした場合)

実験結果 <その2>のグラフの図(集中度)

香りWは、集中度が16%高い
計算問題 回答結果

実験結果 <その2>のグラフの図(回答数)

計算問題の回答数が22%高い

<その3>

香りHは、沈静度を上げ、心を落ち着かせる可能性がある 作業前安静時平均値(香り無しを100%とした場合)

実験結果 <その3>のグラフの図

香りHは、沈静度が13%高い

コードミーでは、ご要望に応じたソリューション・フレグランスと効果的な香りの演出方法を企業にカスタマイズしてご提案しております。 ストレス軽減、集中、リラックス、クリエーティブ、コミュニケーション活性といった目的やシーンに応じて、最適な香りによる空間デザインを取り入れてみてはいかがでしょうか?